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潜在患者も含め、多くの方が痔(じ)で悩んでいるといわれています。しかし、直接命に関わらない上に、恥ずかしさなどから医療機関に行くのをためらっているの患者が多いのが現状となっています。
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潜在患者も含め、多くの方が痔(じ)で悩んでいるといわれています。しかし、直接命に関わらない上に、恥ずかしさなどから医療機関に行くのをためらっているの患者が多いのが現状となっています。

そうした中、昨年3月に最新の薬物注射療法が登場しました。
その療法は「手術せずに済む」、「治療後の痛みや出血が少ない」など多くのメリットがある、
まったく新しい痔の治療法です。
痔核は、俗にいぼ痔といわれ、元来、肛門を閉じるのに役立っているクッション部分が大きくなった病気です。患者数が最も多いとされ、直腸側にできる内痔核と肛門側にできる外痔核とに分けることができます。
当院では、昨年3月23日から販売された脱出する痔核にも有効な内痔核治療の注射剤、「硫酸アルミニウムカリウム・タンニン酸注射液」による治療法を実施しております。
硫酸アルミニウムカリウムは注射部に強い炎症を生じさせ、組織の線維化をもたらします。また、タンニンはたんぱく質を凝固させ、血管を収縮させます。これにより、出血症状が改善され、組織の線維化により、脱出症状も改善されるのです。
当院では1泊2日の入院による治療と、日帰りによる治療を行っています。
具体的な治療の流れは次のようになります。

全国10医療機関において、脱出する痔核に対して、従来の手術と本療法を行い比較したところ、28日後の脱出の消失率は、本療法で94%と手術と同程度の結果を示しました。
また、本療法後1年間の再発率は16%と良好でした。
痔には日々の予防を心がけることが大切です。痔にならないように、次の事柄に注意をしてください。
※本ページは、週間朝日2006年3月31日号掲載、社会保険中央総合病院副院長岩垂純一氏の寄稿を引用しております。